カンボジア

株式会社サンウエスパ

未利用な害草からバイオエタノールを製造する

未利用水生植物のバイオエタノール化に関する案件化調査

Chapter01

社会課題

「世界三大害草の脅威」

日本で金魚草とも呼ばれるこの水草は、世界中の熱帯・亜熱帯地域に帰化し、世界の侵略的外来種ワースト100にも数えられる南米原産の浮遊植物です。驚異の繁殖力を有し、7ヶ月で200万倍に増殖することが報告されており、水上輸送・漁業・生物多様性への被害が問題となっています。カンボジア、とりわけ100万人もの水上生活者が暮らすトンレサップ湖において、この水草の負の影響は顕著です。

Chapter 02 

課題解決への提案
世界3大害草のホテイアオイからエネルギーを作る。

紙くずからバイオエタノールを製造する技術を用い、カンボジアの広大な沼沢に繁茂する害草ホテイアオイをエタノールに変える。
古紙の回収とリサイクル加工および製紙原料としてのそれらの販売を主たる業とする(株)サンウエスパの提案。
シュレッダー屑などの難再生古紙を原料としたバイオエタノール製造の実証事業を進めており、その技術を応用する案であった。このエタノール製造技術は、植物繊維の細胞壁の主成分であるセルロースを糖化し、さらに醗酵・蒸溜するというものです。

Chapter 03

活動内容

本調査では、ホテイアオイから製造したバイオエタノールを、E3ガソリンなどの代替エネルギーをして活用する事業と、エタノールとカンボジア産スパイスを原料にしたクラフトジンの製造・販売事業の2つのビジネスモデルを立案しました。
その結果、(株)サンウエスパはカンボジア法人UNWASPAを設立し、ジンの蒸留所とコンセプトバーの設立。この蒸留所で、バイオエタノールとカンボジア産の各種ボタニカルからクラフトジンを製造しています。

当社のコンサルティング内容

予算申請から調査完了報告書までのフルパッケージ

JICAへの企画申請書の作成、調査予算の獲得、
カンボジアにおける調査計画、
市場調査
事業性調査(数値計画)

資金調達スキーム:独立行政法人 国際協力機構(JICA)

JICA中小企業・SDGsビジネス支援事業-案件化調査-(3000万円枠)
プロジェクト名称:未利用水生植物のバイオエタノール化に関する案件化調査

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